ジェーン (Jane)


バートン にて。

自己啓発セミナー”山の子供たちプログラム”の構成員で、参加を勧めている女性。

4つの異なるステージを独自の手法に組みこむことで、正説的な限界に挑戦できるようにした』と語り、また『カルトでも宗教でもありません』『イプシロニズム(イプシロン・プログラムのこと)とは違います』と語るが、ハイパーに胡散臭い。


例によって、聴衆は全く居ない。

フランクリンは、怪訝そうに彼女を見るが、『あざ笑うのは簡単ですが、心のどこかでやってみるべきだと思っていますね。あの娘はかわいいし、幸せそうだと。』と返されてしまった。

彼女の服装は、出会う度に一定の範囲内で変化する。


どうやら自分は可愛いと思っている様だが、イプシロンのマーニーなんかに比べれば、色んな意味でマシではある。


【山の子供たちプログラムについて】

”山の子供たちプログラム”とは、ブラザー・エイドリアンをリーダーとする自己啓発セミナー。25ヶ国に1000のバーチャルオフィスを構え、ケイマン諸島に本部を置いている。また、ウォーク・オブ・フェイムにも名前を連ねている俳優ビル・アンソニーは、このプログラムに参加している。

プログラムは4段階。ストーリーミッション『プレデター』終了後、ブラザー・エイドリアンからフランクリンに送られてくるメールから、このプログラムに参加することが出来る。
 
  • 第1段階 : 自身の現状を知る。
    メールに書かれているURLにアクセスし、いくつかの質問に回答すると、質問の内容に関係なく山の子供たちプログラムのサイトに誘導される。
     
  • 第2段階 : 自身の無価値さを受け入れる。
    メールに書かれていたパスワード(FUTILITY)を入力したのち、199ドル払って、絶対回答不可能な時間制限付きのパズルをやらされる。
     
  • 第3段階 : 精神的に自らの外在性を再評価する。
    今度は、4999ドルも支払わされて、クソどうでもいい内容のスライドを見せられる。
     
  • 第4段階 : 自身の現状を再認識することによる解放。
    メールに書かれていたパスワード(ACTUALITY)を入力したのち、さらに9999ドル支払わされて、いいえを絶対に選べない質問に回答させられる。仕方無くすべてはいを選ぶと受講修了となり、VネックのTシャツが届く。
     
…とこんな具合に、15197ドルも支払わされる割にTシャツ1枚しか貰えないという、全く割に合わない仕様。


ロックフォード・ヒルズの、フランクリンの自宅にて。

Tシャツを手に入れてご満悦(怒り心頭)のフランクリンさん。
 
後述の教会を所有していたりするあたり、実態はただのカルト宗教のようだ。


[TIPS] 

  • イノセンス大通りには、山の子供たちプログラムの看板がある。

  • フォーラム・ドライブのフランクリンの当初の家の近くには、山の子供たちプログラムの教会がある。

  • 山の子供たちプログラムの本部があるケイマン諸島とは、西インド諸島に実在するイギリス領の島であり、租税回避地(税金が免除される場所)として利用されることが多い場所。

    つまり、自分たちの資金を免税回避地に置く事で資金洗浄しているということ。

    イプシロン・プログラムのクリスも資金をケイマン諸島に移動させることで資金洗浄を画策していたりと、エセ宗教の考える事はどこも同じようだ。