ストロベリー の、『ヴァニラ・ユニコーン』前にて。
グレイプ・シード にて。
本作の三人の主人公のうちのひとり。
夢は『世界を股にかけた麻薬王や武器商人』らしく、サンディ海岸で『トレバー・フィリップス工業』という麻薬・武器密売の企業を経営している。
キ○ガイだらけのGTAシリーズの中でも、ダントツのキ○ガイ度と戦闘力・強盗力を誇り、同じく主人公にして高いキ○ガイ度を誇るマイケルをして『トレバーに会えば俺が天使に見えてくる』とまで言わしめ、計算高いレスターをして連邦保管庫の強盗には彼が必要不可欠とまで言わしめたバケモノ。
そのあまりのキ○ガイぶりに、行動は予測不能。自身の前に立ちはだかる相手が居れば、ギャングだろうと私設軍隊だろうと敵に回し、ほぼ一人で壊滅させてしまう。
- 麻薬・窃盗・殺人などは日常茶飯事。事を起こさない日の方が少ない。
- 登場してわずか数分で、過去作の主人公『ジョニー・クレビッツ』を殺害する。
- バイカー集団『ロスト』に殴り込みを掛け、ほぼ一人で壊滅させる。
- そのついでにギャング『アステカス』のリーダー『オルテガ』を殺害する。
- 客を取られた腹いせに、『オニール兄弟』の麻薬製造工場を単独で壊滅させ、爆破する。
- 実験段階のスーパー兵器(核爆弾に匹敵するものと思われる)を盗み出す。
- 貨物列車にバイクで飛び乗って、鉄橋の上で列車同士を衝突させ、貨物を奪う。
- フロイドと寝る。(※本人いわくゲイではないらしい。だったら何だろう?)
- 報酬を支払わないギャングのボス『マーティン・マドラッゾ』の耳を噛む。
- さらに、マーティンの妻パトリシアを誘拐する。
- その57歳の妻と恋に落ち、純愛ぶりを見せつける。
- ガソリンをたしなむ(吸引してトリップする)。
- 貧弱なレシプト機で、空中でジェット機に乗り込んで乗っ取る。
- ストリップクラブの支配人『レオン』を殺害し、店を乗っ取る。
- 悪食で、ゴミ箱の残飯はおろか、人間も普通に食べる。
- 心理学鑑定によると、性格自体が同時に複数存在しているらしい。
- かつて父親に虐待を受けていたが、その父を焼き殺した。
このようにサイコな人間性が目立つトレバーだが、自分を一人の人間だと認めてくれた仲間に対しては決して裏切らない一面がある。
- フランクリンの過去の逮捕歴を知ると、すぐさま警察官に抗議する。
- 自分を大人だと認めてくれたパトリシア(57歳)を心から愛する。
- マイケルの自身への裏切りを知っても、マイケルを殺害しようとしない。
- しかも、ピンチのマイケルに悪態をつきながらも加勢する。
- 最終ミッションでフランクリンがマイケルを殺す事を選んだ場合、加勢しない。
- それどころか、 マイケルを殺害したフランクリンと縁を切る。
- 脅しても物怖じしなかったマヌエルの言うことを聞く。
- 最終ミッション後にマイケルと会った際の、彼からの謝罪をすんなり受け入れる。
そのためか、彼の周囲には ロン、ウェイド、シェフ、クリータスなど、一芸に秀でた有能な仲間が多く集まっている。
この点においては、一見人間性が高いように見えて実はトレバーを殺すつもりで裏切り、さしたる友人も居らず、家族から邪険に扱われているマイケルなどとは対照的といえる。
【経歴】
かつてアメリカのカナダ国境地域に暮らし、父からは虐待を受け、ストリッパーだった母からは歪んだ愛情で育てられる。その結果、かなり曲折した精神性を持つようになり、”自分は誰からも認められない”という心の闇を負って生きることに。
当初ホッケー選手を目指していたが、コーチにオカマを掘られたため、これをやめて空軍に志願するも、今度は心理鑑定の女性に精神不安定と鑑定され、退役させられてしまう。
夢破れたトレバーは、ノース・ヤンクトンで小さな航空運送会社を経営していたが、そんな時に、盗品を国境の向こう側へ運びたいという男に出会う。
運搬日当日、男は現れたが、盗んだ相手の老人に追われていたため、トレバーは老人を射殺し男を助ける。これがマイケルとの出会いであった。
その後マイケルから強盗のノウハウを学び、強盗としての素質を開花させ、それ以降マイケルやレスターなどとコンビを組んで数々の強盗を行い、犯罪者としてのキャリアを積んでいった。
2004年にマイケル、ブラッドらと銀行強盗を企てるも失敗し、マイケルは死亡、ブラッドは刑務所に収監されたものと思っていたが、実はマイケルはFIBと通じており、過去を清算するために仲間を捨てたことを後に知り、マイケルと仲間でありながらも対峙するようになる。
トレバーの特殊スキルは、”受けるダメージを半減させ、攻撃力を倍にする”というものだが、スキル発動中は実質ダメージがほぼゼロとなり、高層ビルから落ちようが、戦車の主砲の直撃を受けようが生存可能。
しかも人を殺すことでゲージが溜まるため、1対多数の戦闘となるとスキルが発動し放題となり、壁を背後にして戦えばまず負けることがない。というか、こんな災害みたいなヤツ相手にしたくない。
【愛車】
GWC&ゴルフ協会 にて。
愛車その1。赤のボーディ。ナンバーは『BETTY 32』
ストーリー中盤から、クマのぬいぐるみ”ミスターラズベリージャム”がバンパーに付く。 バンパーを改造すると消えてしまうので、バンパーは改造しないのが吉。
マリーナ・ドライブ の、トレバーの自宅前にて。
愛車その2。黒のブレイザー。ストーリーミッション完了後にロンから贈られる。ナンバープレートは付いていない。
グランド・セノーラ砂漠 にて。
社用車と思われるブレイザー二台。
ストーリーミッション『ナーバス・ロン』で登場。赤をトレバーが、青をロンが使った。
それぞれのナンバーは、赤:『TPI1000』、青『B3LI3V3』。
”TPI”とは『トレバー・フィリップス工業(Trevor Philips Industries)』、”B3LI3V3”とは『BELIEVE』の意味。
社用機のヘリ。ブロガー。
ストーリーミッション『ザ・チーム』で使用したFIBのヘリ。
ミッション終了後、トレバーはこのヘリに赤の落書きをしてパクってしまった。
塗装後。赤で落書きされている。
- 白で描かれていた”FIB”の文字は塗りつぶされ、代わりに『Fuck In FEDS』と書かれている。(要するに”くたばれFIB捜査官”の意味)
- 上に小さく『PANTS DOWN DICK OUT』(”パンツさげてナニを出せ!”)
- 大きく『TPENTERPRISES』(”トレバー・フィリップス工業”)
【タトゥーについて】
首。『CUT HERE』(ここを切れ)と書いてある。トレバーらしいキチガイじみたタトゥー。
左腕。十字架をモチーフとして、『R.I.P Michael Townley』と書かれている。
”R.I.P”とは、Requiescat in Pace の頭文字で、「
こういった点からも、仲間を愛するトレバーの人となりがよく解る。
【その他エピソード】
- キチ○イがクローズアップされることの多い彼だが、一目見ただけでデイブを『見た顔だ』と認識したり、ミッション『ギャング・サファリ』では麻薬が石膏ボードであることを見抜いたり、さらにはGTAオンラインでは麻薬の売人が捜査官であることを即座に見抜くなど、知能も極めて高い。
- マイケルの家族のうち、アマンダには嫌われているが、ジミーには好かれている。トレイシーはその中間あたりか。
- いつ頃かは不明だが、ローマでの服役経験があることが、ラルフとの会話の中で明かされる。
- ゾンビのコスプレをした男との会話で、事故で亡くなったライアンという弟が居たことが解る。
- カーティスとの会話の中で、父がトレバーをモールに置いて逃げたため、焼き殺したことが判明する。
- パトリシアに限らず、老婆が好みのタイプであり、お婆さんには大体優しく、相手を淑女として接する。その原因は母親にあるようで、トレバー自身は極度のマザコンである。
- ビルとの会話で、実際はカナダからの不法入国者であることが判明する。
- カナダ訛りがあることを気にしており、訛りをバカにされると激高する。
- 少しだけスペイン語が話せる。マニには『学校でスペイン語をかじった』と語り、またオスカーには『国境の南のかわいいレディー達から学んだ』と語っている。
- ロングスリーパーである。一度寝ると12時間も寝る。しかもどこでも寝る。他人の家の庭やビルの屋上はおろか、ゴルド山の山道でも寝ていたりする。
- 走行中の車を奪う際に、運転手を殴ってから引きずり出す方法を使う。トレバーの荒々しさが垣間見える。
- 自宅にアルコパッチが置かれており、意外にも禁酒しようとしていることが解る。(”アルコパッチ”とは、要するに脱アルコール薬)