エージェント14 (Agent 14)


※写真撮影不可のため、画面をハードコピーしています。

GTAオンラインに登場する、名前や素性が不明な男性。

民間軍事会社であるメリーウェザーがヒューメイン研究所で神経ガスを製造しているとの情報を掴み、そのデータを盗み出すことを企てる。

そのためレスターに仲介料を払い、紹介されたプレイヤーに以下2つの強盗ミッションを用意する。


オンライン強盗ミッション『脱獄大作戦』】

ヒューメイン研究所に関する情報を得るため、 かつて研究所を自身の製薬会社の施設として使用していたラシェコフスキーを脱獄させるというもの。
 
本人は指示を出すだけだが、以下の計画内容や、プレイヤーへの報酬をラシェコフスキーから払わせることで、自身は経費を一切負担せずにヒューメイン研究所に関する情報を入手してしまうあたり、かなりの切れ者であることが見て取れる。

  1. 警察に脱獄は バゴス(黄色のカラーギャング)の仕業だと思い込ませるため、バゴスが密輸用に使用している飛行機(べラム)を強奪し、ラシェコフスキーの脱獄および亡命用に使用する。
     
  2. ボーリングブローク刑務所に忍び込むため、あろうことかボーリングブローク刑務所で使用されている囚人護送車そのものを強奪する。警察は護送車に乗っていた囚人の脱獄計画だと勘違いし、的外れな捜査を行う。
     
  3. パトカー”ポリスクルーザー”を盗んで警察官になりすまし、ロスサントス市警のミッション・ロウ署から囚人移送予定表を盗み出す。また、車両窃盗団が韓国に売り飛ばそうとしている教授の愛車「カスコ」を盗み返す。
  4. ラシェコフスキーのかつての仕事仲間で、彼を売ったディマ・ポポフと、その弁護士であるヴァン・デル・ループシャーマンの三名を殺害。弁護士からは供述調書を奪い取る。
     
  5. 作戦決行。ボーリングブローク刑務所に向かっている囚人護送車を奪い取って爆破。あらかじめ手に入れた囚人護送車に囚人と刑務官の恰好をしてなりすまし、ボーリングブローク刑務所に侵入。銃で刑務官を殺害しつつラシェコフスキーを確保し、飛行機で逃走。
  
オンライン強盗ミッション『ヒューメイン研究所襲撃』

ラシェコフスキーから入手したヒューメイン研究所の情報を元に、襲撃計画を実施するが、その内容はかなりサイバーで巧妙かつ大胆なもの。彼の高い手腕がここでも見て取れる。

  1. ヒューメイン研究所のキーコード(施設のドアを開けるカード)をIAAのカレンから入手する。
     
  2. メリーウェザーから、四輪駆動の装甲車(インサージェント)を2台盗む。使用しない1台は売却して計画の資金に。
     
  3. 軍の戦闘機”ハイドラ”を盗み、戦闘機に積み込まれているEMP(電磁パルス発生装置)を、入手する。戦闘機は売却して計画の資金に。
     
  4. メリーウェザーから、研究所襲撃のための戦闘ヘリ”ワルキューレ”を盗む。
     
  5. 装甲車にEMPをセットし、ヒューメイン研究所のガレージに設置する。
     
  6. 作戦決行。EMPをセットした装甲車のせいでヒューメイン研究所が停電となった隙をつき、戦闘ヘリでヒューメイン研究所を襲撃。キーコードで扉を開けてデータを入手し、冷却用の海水トンネルを通って海に出る。最後は戦闘ヘリで逃走。

海水トンネルの存在などはラシェコフスキーがリークした情報なのだろう。

最終的にプレイヤーがヒューメイン研究所から盗んだデータIAAのカレンが受け取っているところから、彼はIAAのエージェントであったことが判明する。


【TIPS】

  • メリーウェザーとその創設者であるドン・パーシバルを『戦争で儲けてる右翼のクソ野郎』『巨悪』などとして徹底的に貶している。上述の強盗ミッションでもメリーウェザーの動向を知り尽くしており、必要な乗り物や兵器は大抵メリーウェザーから入手することになる。
     
  • 学位は獄中で取った』と語っており、これが本当ならかつて服役していたことがあるようだ。
     
  • GTAオンラインの三か月後が舞台のGTA5では、ヒューメイン研究所はIAAの研究施設となっており、IAAはメリーウェザーと同じく神経ガスを製造している。理由ははっきりしないが、IAAが入手したデータをネタにメリーウェザーと取引したものと推測される。(ちなみに神経ガスはマイケルフランクリントレバーの手によってFIBに奪われた。)

【撮影について】 

強盗ミッションのイベントムービー中しか登場せず、シャッターチャンスが存在しない。